吹替と字幕の違い

ある言語の映像翻訳をする場合には、耳で聞く「吹替」と目で見る「字幕」のどちらかの手法が用いられますが、吹替と字幕には言語を訳す際にいくつかの違いがあります。
こちらでは、その違いについてご紹介致します。

 

文字数制限

吹替と字幕にはまず、文字数制限という違いがあります。字幕の場合あまり文字数が多過ぎると本来の映像を観る余裕がなくなってしまうので、1秒の原音に対して4文字以内の日本語で表現するというルールが存在しています。つまり、5秒をかけて発せられる台詞の場合には、20文字以内の日本語で表現しなくてはならないのです。一方の吹替には文字数制限のようなルールは存在しません。

 

しかし、映像出演者の口の動きや台詞のテンポに合わせて言葉を選択する必要があります。
ちなみに1秒で話せる言葉の量というのは、英語の場合だと「Hello, I’m Mike」程度です。その場合字幕では4文字以内、吹替だと口の動きや台詞のテンポから6文字程度に置き換えなくてはなりません。

 

言い回し

吹替と字幕には、言い回しの違いもあります。

 

字幕が「書き言葉」であるのに対し、吹替は「話し言葉」ですから言い回しに違いが生まれるのです。

 

例えば、字幕で「○○してられねぇ」と訳したものは、吹替の場合だと「○○してらんねぇ」と訳されることがあります。そのような言い回しの違いが吹替と字幕にはあります。しかし両方に共通しているのは、観ている人に確実に「伝える」ということです。そのため字幕では読みやすい文章の構築、吹替では聞き取りやすい言葉選びがポイントになります。

 

このように、吹替と字幕には文字数制限や言い回しなどの違いがありますので、映像翻訳を行う際にはぜひ把握しておくことをおすすめします。その違いを知っておくことで、質の高い映像翻訳が可能になるでしょう。

 

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