TOPICS:機械翻訳について

Facebook 近況より転載

昨今、機械翻訳や自動翻訳の進化がますます加速している感があります。
先日はこんな記事も出ていました。

「コピー感覚の簡単操作で、富士ゼロックス複合機で翻訳された紙面がプリントされる『スキャン翻訳サービス』」

コピーとほぼ同じ簡単な操作で、紙面に印字された日本語や外国語の文書を自動翻訳する仕組みだそうです。
紙媒体のみならずPDFなどの電子文書でも対応可能だということなので、翻訳という作業がますます簡便で身近なものになっていく感覚がありますね。
もちろん、翻訳という作業は単に言語をあっちからこっちに移して終わりというわけではなく、ニュアンス、文脈によるイレギュラーな判断、内容の違いにより読み易さや表現を工夫したネイティブによる味付けなど、様々な要素が含まれますから、よく指摘される機械翻訳が著しく正確性に欠ける点についてはさておくとしても、これら機械翻訳・自動翻訳によって翻訳者が失業の憂き目にあう時代はまだ相当先の未来のことと言えると思います。

とはいえ、内容にさほどの正確さを求めない場合、書いてあることがとりあえず大ざっぱに分かれば良いといったような場合など、少し前まではそれでも翻訳者に依頼するほかなかった状況が変わりつつあるのも事実だと思います。
完全にいちからすべてを翻訳するのではなく、訳されたものの校正やネイティブチェックの比率が今後は高くなっていくのかも知れません。
翻訳者が機械翻訳と併存し、折り合いをつけていくのが未来の翻訳業の姿なのでしょうか。個人的には、人と同等かそれ以上の機能を持った超精密な人工頭脳が開発されない限り、翻訳業の本質はいつまでも人間の手の中にとどまると思うのですが。

※通訳翻訳舎では校正、ネイティブチェックを承っておりますが、機械翻訳の結果の校正、チェックはお断りしています。現状ではほぼ100%訳し直しになるためです。


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